Blog ブログ

Blog

HOME//ブログ//知っておきたい腰痛の種類

ブログ

知っておきたい腰痛の種類


 腰痛は悩んでる人が多いと感じています。整骨院に勤務していた時も、デイサービスで勤務していた時も毎日腰痛の患者様を施術していました。
 ただ、ひとえに腰痛といっても種類があり、その種類ごとに治療法が違うのをご存じでしょうか?
自分の腰痛がどれに当てはまるのか、今受けている治療法がほんとに正しいのかを理解したうえで治療を受けないと
無駄な時間を過ごすだけでなく、腰痛を悪化させることになりかねません。
今回は腰痛の種類と対処法をお伝えします。

目次

腰痛の種類と腰の病気との関係は?

腰痛はただ「腰が痛い」というだけでなく、何かしら病気のサインであることもしばしば。
 ただ腰を使って痛めてしまったのならまだいいですが、病気のサインを見逃さないようにすることが重要です。
 病気の種類とその特徴、対処法について一つ一つ説明していきます。

一時的な腰の負傷、オーバーワーク(使いすぎ)の腰痛

これは一番多い腰痛の種類です。 普段から使っている腰は疲労がたまりやすい環境にあります。
 普通に過ごしていても腰に負担はたまり続け、疲労がピークに達してしまうと痛みとして現れます。おもな症状としては
 □朝起きた時に腰が痛くてすぐ動けないけど少し時間がたてば動けるようになる。
 □普段からだるさは腰に感じてはいるが痛みが出ることはあまりない。
 □座りっぱなし、立ちっぱなしの作業が続くとこしがダルイ、痛い。
があげられます。
 腰に昔から病気やけがを負ったことがなく、普段からこのような経験がある方は
オーバーワーク(使いすぎ)の腰痛と言えます。
 対処法としては
 *定期的に施術を受けて疲労を抜いてもらう
 *同じ姿勢を続けずに腰をひねるなどの動作を行う
 *寝るときに腰を冷やさないようにする
 *起きた時にひざを曲げて腰をゆっくりひねる運動を行う
などがあります。

椎間板ヘルニア

 椎間板とは背骨と背骨の間にあるゼリー状のクッション材です。
これが背骨の間からはみ出してしまうとヘルニアという病気になります。
 ただはみ出すだけなら痛みはありません。はみ出したゼリーが神経に当たると痛みが出ます。
これがヘルニアの神経性の痛みと言われています。つまりはみ出したところに運悪く神経が通っていれば痛みが出てしまうという仕組みです。
 同じヘルニアを持っている人でも症状が軽い人と重い人がいたり、痛みが全くない人がいるのはこのためです。
 ヘルニアの神経性の痛みの特徴は
 □前かがみで痛みがましになる
 □電気に感電したかのようなしびれが走る
 □医者に診てもらったらⅯRIにはっきりと映っていた
などの症状が現れます。
 注意していただきたいのは、レントゲンではまったくゼリーの部分は映らないということです。
ヘルニアの症状はⅯRIかCTスキャンを通して椎間板の状態を診ないとわからないということです。
 心配な方はⅯRIやCTスキャンを撮ってもらうようにしましょう。
 対処法は
 *手術ではみ出た椎間板を取り除く
 *牽引や矯正で背骨のゆがみを整えてはみ出た椎間板を元の位置に戻す。
などがあげられます。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は高齢の方に多い病気と言えます。
 原因は背骨の中にある脊柱管という管が骨などで圧迫されて起こります。
 圧迫されるとそこにしびれが生じます。
 脊柱管の特徴として有名なのが、間欠性跛行です。
 これは歩いていて5分や10分でしびれが出てきて歩けなくなり、少し休むとしびれが
取れて歩けるようになる。これの繰り返しが起こります。
この症状が出ると脊柱管狭窄症脊柱管狭窄症を疑っていいと言えます。
 症状としては
 □間欠性跛行が起こる
 □足のすねの外側にしびれ、痛みが走る
 □前かがみになるとしびれや痛みが減る
などがあげられます。
 手術で楽になる場合もありますが、症状が変わらない方もたくさんいらっしゃいます。
腰の病気で治りにくい部類に入るでしょう。
 対処法としては
 *手術ではみ出している骨などを取り除く
 *矯正や施術で時間と回数をかけて歩ける距離や時間を延ばしていく
  (治るという意味ではなく、あくまでも今以上に歩けることを目指すということ)
などがあげられます。
 

ぎっくり腰

ぎっくり腰は聞いたことがあると思います。
 私もなったことがあります(過去に2回ほど)
 よく重たいものを持った時になるというイメージがありますが、実際は軽いものを持った時、不意に振り向いたときになることが多いです。
重いものをもってぎっくり腰になったというのは数えるほどしか聞いたことがありません。
 ぎっくり腰は正式には腰部挫傷(筋肉の捻挫)です。筋肉をひねってしまって筋肉の中で内出血が起きてる状態をいいます。
痛みがある間は出血が止まっていないと判断していいと思います。
 痛み自体は3日~1週間で引きます。多くの方は痛みが消えればもとの生活に戻ります。しかし気を付けてほしいのはまだ筋肉はいたんだままということです。
 ぎっくり腰はクセになると言われるのはこの傷んだ状態で元の生活に戻ってしまい、また古傷の上に大きな出血をしてしまうからです。
 ほんとの完治は痛みが消えて終わりではなく、痛みが消えてから1か月ほどかかると考えましょう。

普段からケアを怠らないように

 いろいろな症状がありますが肝心なのは普段からケアしていれば防げる痛みが多いのが特徴です。
 もちろんヘルニア、脊柱管狭窄症など予防できないものもあります。しかし少し気を付ければ防げるものも多く自分の体にどれだけ細かいケアができるかが重要になります。
 普段からケアを行い体をいたわってあげましょう。

SHARE
シェアする
[addtoany]

ブログ一覧