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あなたのひざの痛み・・・原因はひざじゃないかも!?


 階段を降りるときにひざに痛みを感じませんか?
女性に多い症状ですが、とくに高齢の方に多い傾向があります。
それだけではなく
・階段を降りるときにひざが痛い
・歩いているとひざの裏が痛くなる
・何をしてなくてもひざの上側が痛い
・曲げたら差あるような痛みがする
・正座ができない
・お医者さんに変形性と言われた
・軟骨がなくなっている(減っている)と言われた
など、ひざの悩みを持っている人は、症状や悩みもバラバラのことが多いです。
今回はひざの痛みをわかりやすく説明していきたいと思います。

目次

ひざの痛みは痛む場所によって原因がすべて違う

ひざと言っても痛んでいる場所は人それぞれで、ひざのお皿の骨の上が痛い人や、ひざの中が痛み人、ひざの裏が痛い人、内側だけが痛い人など人によって傷む箇所が違います。
 お医者さんに行くと
「どこが痛いですか?」と聞かれ
「ひざが痛いです」と答えると
「レントゲン撮りましょう」という流れになります。レントゲンを見て先生が
「ひざの軟骨が減ってますね、年だから仕方ないですよ、ヒアルロン酸の注射しときますね」
この会話を非常に多く相談されます。ヒアルロン酸の注射を打っても良くならない方が当院に来られるのですが
いくつか気を付けなければならない点があります。

レントゲンではひざの軟骨はうつらない。真っ黒な空間が映るだけ

 ひざのレントゲンを見てもらえばわかるんですが、レントゲンでは軟骨(半月板や靱帯)は映らず
骨しか映っていません。
 つまり、軟骨が減っているか、または傷ついているかはレントゲンでは確認がとりにくいのです。
骨と骨の間の感覚が狭くなって軟骨がすり減っていると憶測はできますが、減っていることを証明することはレントゲンでは難しいと言えます。
 CTスキャンやⅯRIを使えばより細かく鮮明に軟骨や靱帯まで映るので症状はわかりやすいのですが、レントゲンではそこまでの精度がないのです。
 

ひざ痛みは原因はたくさんあります。

ひざの痛みは場所によって原因が異なります。
・ひざの上(お皿の骨の斜め上)
・ひざの裏
・ひざの内側(ほぼ真横)
・ひざの中(刺さるような痛み)
に大別されます。
 原因がそれそれあるのであれば、治療や施術もそれぞれ違うことを意味します。

ひざの上(お皿の骨の斜め上)の痛み 原因は?

 お皿の骨の斜め上の痛みは多くが内側に出ます。原因はひざではなく、太ももの前側の筋肉です。
大腿四頭筋(特に大腿直筋)に強く張りが出ていると、痛みが出ます。筋肉は端っこに行けば行くほど細くなり、骨や関節などの付着部(移行部といいます)に痛みが出やすくなります。筋肉が細くなるので痛みが感じやすいんです。
 ひざに痛みが出やすいのですが実際はひざではなく太ももの筋肉が原因であることが多いです。
 

ひざの上(お皿の骨の斜め上)の痛み  どうすれば良くなるの?

ひざに原因はないのでひざの治療を受けても痛みが取れることは少ないです。
主に太ももの筋肉のマッサージを行って太ももの筋肉を柔らかくすれば痛みが緩和されます。

ひざの裏の痛み 原因は?

 ひざの裏の痛みはひざではなく、太ももの後ろの筋肉(ハムストリングスといいます)とふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋と腓腹筋をまとめて下腿三頭筋といいます)が強く張っているのが原因です。
 ハムストリングスと下腿三頭筋が張りが強くなるとお互いに引っ張りあるのでひざの裏に痛みが出やすくなります。
 ひざの痛みそのものではないのでひざの治療だけでは改善することは少ないと思います。
 

ひざの裏の痛み   どうすれば良くなるの?

ひざの裏の緊張を取ってあげればいいので、ハムストリングスと下腿筋のマッサージを行います。
 とくにヒラメ筋をしっかりとマッサージしてあげて柔らかくなると、アキレス腱まで緩みます。
足首が悪い方、ねんざをよく繰り返す方などは、足首に加えてふくらはぎの筋肉のマッサージをしてあげると
ケガの予防につながります。

ひざの内側の痛み(ほぼ真横)  原因は?

 ひざの内側(ほぼ真横)の痛みはひざが原因ではなく、靱帯や筋肉(内側側副靱帯、内転筋群)の痛みが考えられます。
 一つ注意しないといけないのは、内側の痛みでもひざを通り越してすねの骨の内側が痛い(ひざの斜め下)が痛い人は鵞足(縫工筋、薄筋、半腱様筋)の疑いがあります。
 高齢の方でも痛みを訴える方は多いです。ひざの痛みに勘違いしやすいのでひざの痛みとして受診される方が多いのも特徴です。

ひざの内側の痛み(ほぼ真横)  どうやったら良くなるの?

 ひざの内側の痛み(ほぼ真横)は靱帯や筋肉の痛みが原因と考えられますので、マッサージを受けて他にケガがないかを整骨院などで見てもらう必要があります。
 鵞足の痛みも整骨院でみれますので、不安な方は整骨院で見てもらうのがいいと思います。ただ内側の靱帯を痛めている人は内側半月板(内側の軟骨)を痛めている場合もありますのでその場合は整形外科の受診が必要な場合もあります。
 

ひざの中(刺さるような痛み)  原因は?

ひざの中の痛み(お皿の下のくぼみの奥)はひざの中の軟骨が痛んでる可能性があります。
もちろんひざの中と言っても
・軟骨がすり減って変形している
・軟骨をスポーツなどで傷つけてしまった
・靱帯を切っている、傷つけている
・滑液(潤滑剤のようなもの)が少ない
など、症状がたくさんあります。
ほとんどが整形外科で見てもらう領域になるのですが、滑液(潤滑剤のようなもの)が減っているだけならば
整骨院でも施術は可能です。
 実際に当院の施術を受けてヒアルロン酸の注射を行かなくなった方はたくさんおられます。

ひざの痛みはほとんどが当院で対応可能です。

 ひざと言ってもたくさんの原因と対応があるので技術力に差が出るところと言っても過言ではありません。
 当院では多くの患者様のひざの痛みを施術しており、
「階段を降りれるようになった」
「ヒアルロン酸の注射を打ちに行かなくなって嬉しい」
「正座ができるようになった」
など、たくさんの嬉しい声をいただいています。
ご自身や、ご家族、周りの方でひざの痛みでお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

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